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太りやすい体質

太りやすい体質」とは、体が脂肪を蓄積しやすく、食事や生活習慣によって体重が増加しやすい体質のことを指します。この体質には遺伝や代謝の速度、ホルモンバランス、生活習慣が関係しています。

太りやすい体質の主な特徴

基礎代謝が低い 基礎代謝とは、何もしなくても体が消費するエネルギー量です。基礎代謝が低いと、摂取したエネルギーを消費しきれず、余分なエネルギーが脂肪として蓄積されやすくなります。筋肉量が少ない人や、運動不足の人に多く見られます。

インスリン感受性が低い

インスリンは血糖値をコントロールするホルモンですが、インスリン感受性が低いと、血糖値が上昇しやすくなり、余った糖が脂肪として蓄積されやすくなります。これは特に炭水化物を多く摂取すると影響が大きくなります。

ホルモンバランスの乱れ

ホルモン(特にストレスホルモンであるコルチゾールや、甲状腺ホルモンなど)のバランスが乱れると、食欲が増えたり脂肪を蓄積しやすくなります。ストレスや睡眠不足もこのホルモンバランスに影響を与えることがあります。

筋肉量が少ない

筋肉量が少ないと、体全体の代謝が低下し、消費カロリーが少なくなります。これにより、同じ量の食事を摂取しても脂肪として蓄積されやすくなります。

脂肪細胞が増えやすい

脂肪細胞の数や大きさが多いと、脂肪を蓄積する能力が高まります。太ると脂肪細胞が増え、痩せてもその脂肪細胞が減らないため、リバウンドしやすくなる場合もあります。

食欲が旺盛

レプチンという満腹ホルモンの働きが低下していると、食べても満腹感を感じにくく、食べ過ぎる傾向があります。これも太りやすさに関係します。

太りやすい体質への対策

基礎代謝を上げる 筋力トレーニングや有酸素運動を取り入れ、筋肉量を増やすことで基礎代謝を上げましょう。特に筋肉量が増えると、何もしなくてもエネルギー消費が増えるため、太りにくくなります。

食事内容を改善

炭水化物の摂取量を減らし、タンパク質や野菜を多く摂ることで、血糖値の上昇を抑え、脂肪の蓄積を防ぐことができます。また、低GI食品(血糖値をゆっくり上げる食品)を選ぶことも有効です。

ホルモンバランスの改善

ストレス管理や十分な睡眠を取ることで、コルチゾールの分泌を抑え、ホルモンバランスを整えることが大切です。これにより、食欲や脂肪の蓄積をコントロールしやすくなります。

小まめに食事を摂る

一度に大量に食べるのではなく、1日5〜6回に分けて小まめに食事を摂ることで、血糖値を安定させ、脂肪の蓄積を防ぎやすくなります。

習慣化できる運動

運動は継続が鍵です。ウォーキングやジョギング、ストレッチなど、日常的に取り入れやすい運動を行い、長期的に脂肪を減らしていくことが大切です。

太りやすい体質でも、生活習慣や運動、食事の改善を行うことで、体重の管理や健康的な体型を維持することは十分に可能です。