筋トレにおける「RM(Repetition Maximum)」とは、特定の重さで何回繰り返して持ち上げられるかの最大回数を指します。RMは筋力トレーニングの負荷や強度を計測する指標として用いられ、個々のトレーニングプランを作成する際に重要な役割を果たします。
RMの具体例
1RM:自分が1回しか持ち上げられない最大の重量。1回の限界に挑むため、筋力のピークを測るための指標となります。
5RM:5回持ち上げられる最大重量。このようにRM数が増えると、持ち上げられる重量は減りますが、耐久力や筋持久力を鍛えることができます。
RMとトレーニングの関係
RMは、トレーニングの目的に応じて異なる重量や回数を設定するための基準です。
筋力向上(1~5RM)
1~5回しか持ち上げられない高重量を扱うトレーニング。
筋力向上を主な目標にする場合に適しています。
6~12回繰り返せる重量を使用。
筋肉の成長を目指すトレーニング方法です。
筋持久力(15RM以上)
15回以上持ち上げられる比較的軽い重量を使用。
長時間の運動や持久力を必要とするスポーツに適しています。
RMの活用
1RMの測定:1RMを知ることで、他のRMを計算したり、自分に適した重量を設定することが可能です。例えば、80%の重量で8~10回のセットを行うといった具合です。
RMの計算方法:1RMは必ずしも実際に測定する必要はなく、次のような公式でおおよその1RMを推定することも可能です。
1RM ≈ 重量 × (1 + 0.0333 × 回数)
RMを理解することで、効率的なトレーニングプログラムを組むことができ、目的に応じた負荷設定が可能になります。