対物賠償保険(たいぶつばいしょうほけん)とは、交通事故により他人の車・建物・ガードレール・電柱・自転車・物品などを壊してしまった場合に、その修理費や損害額を補償する任意保険です。
加入していない場合、高額な修理代や損害金をすべて自己負担するリスクがあります。
補償される「モノ」の範囲
補償対象具体例
車両他人の車を追突して壊した場合の修理代
建物店舗のシャッターや自宅の塀を破損
道路構造物ガードレール・電柱・信号機・標識など
自転車・バイク停車中や運転中の自転車・バイクに接触した場合
店舗商品・荷物など配送トラックの積み荷・陳列中の商品などの損害
✅ 対物賠償保険の特徴
自賠責保険では補償されない「物損」専用の補償
任意保険契約時に「対物無制限」を選ぶのが一般的(おすすめ)
相手に過失がない場合は、自分の車両保険を使う必要あり
原則として、対物賠償保険は“モノ”に対する補償なので、人のケガ(通院費・慰謝料)は対象外です。
ただし、相手の車が大破・廃車になるような強い衝撃の事故であれば、身体にも強い負荷がかかっている可能性が高いため、人身事故扱い+整骨院通院が必要になるケースがあります。
相手車両の損傷が大きい場合でも、自分の身体の異常を見逃さない施術評価を実施
整形外科との連携で診断書取得 → 自賠責保険の補償へ切り替え支援
✅ まとめ
対物賠償保険は、事故で他人の財産(車・建物・道路設備など)に損害を与えたときの補償保険
自賠責ではカバーできない「物損」を無制限に補償できる、任意保険の柱のひとつ